ディック・フランシスを全て再読したくなった ③
アマゾンより届きました。うわあ、懐かしい。19年ぶりに手に取った。このトールサイズ以前の小さい活字のハヤカワ文庫が我がホームグラウンドという感じ。
この本は面白かったので、早めに再読したい。
煙幕は駄作、告解は、……??? なんだっけ?
まあいいや、どうせ読むからなんでもいいんだ。
さてさて、このブログ記事は過去話と今の話がゴッチャになってしまって読みにくいことおびただしいのですが、まあそろそろまとめに入りましょう。
記憶だと2003年7月27日に『興奮』を読み終え、これはハヤカワ・ミステリ文庫は面白そうだと感じ、岩槻のブックオフで『深夜プラス1』を購入。8月1日に読んだはずで、会社の休憩室で読み進めていたと思う。主人公の相棒のガンマン、ハーヴェイ・ロヴェルが酒を飲もうとして主人公が銃把でその手をへし折ったシーンに息を呑んだ記憶があります。よー覚えてんなワシ。
それからは豊穣豊穣。P・ラヴゼイ「偽のデュー警部」、L・A・モース「オールド・ディック」、A・ヴァクス「フラッド」「赤毛のストレーガ」、などなど夢中になって読み耽ったものでした。いや、楽しかったね。
フランシスは2004年の正月に全巻読み終えたはず。
しかし、そうやっていつも本を携えて生きて来たわけで、何かを思い出すといつも本を同時に思い出してしまうんですね。
例えば、2003年の5月に伊豆大島でキャンプをしたのですが、その時は椎名誠の「白い手」「はるさきのへび」を持って行ったんです。
すでに読んだ内容は覚えてなくても、本はいつも人生と共にあった。どこに行くにも、何かの本があった。晴れの日も雨の日も、苦しいときも楽しい時も、何か本があった。
いまはスマホに電子書籍が大量に入っていて、読み物に困ることはありません。が、何か欠落している。そんな気がしてるんです。友達を失ったような。そんな気が。