さらば青春のBステーション
おお、我が青春のBステーションが。
いやまあ、2003年に1回行っただけだからいいか。記事にするために行ってみたら、ものっすごくタバコ臭い店なので、こんな店なんて二度と行くかボケ!!って思ったなり。
北上次郎 この30年間の面白本ベスト30
幻冬舎、キンドルで安くなってます
ポイントも相当に高いので、一冊買いました。
実質70円ちょっと
↓買ってないけどこのあたりも安いな
今日の読書で気になったこと 「単行本」という言葉の意味
P188
タイトル 「本のサイズのおべんきょう」に、このような記述がある。
<単行本と文庫本の区別がつかない人がけっこういるのに驚いたことがある。
中略
単行本はその名のとおり大きさはいくとおりもあるけれど、分け方の基本は最初に本になったもの。だから文庫サイズでも単行本というのもあるわけです。存在がサイズとはちがったところにあるのですね>
そ、そうだったの!? 翻訳ものなんて文庫が初出なんていくらでもあるから、それが単行本ということになるわけですか!?
椎名誠だから信じていいのか不安だけど、作家が言うんだからそうなのでしょう。
いくつか検索したけど、こんなことを描いてる記事にであえなかった。うーん。あとで調べとく。
忘れそうだけど!
目黒考二さん死去を知って衝撃を受けております
別名 北上次郎の方が有名でしょう。椎名誠と本の雑誌を作った人であり、書評を身近なものに押し上げた人である。
本の雑誌連載の「笹塚日記」が好きで、真似をしようと試みて人生をだめにしたこともありました。笹塚を歩いたこともありました。若かったなあ。
「この人に読んでもらうために作家になるべきではないか」とさえ思ったこともありました。まあ何も書いてないんですけどね。でもその機会も永遠に失われてしまった。
もっと生きてもっとたくさんの本を読んでくれると思ってました。
予想以上に衝撃を受けております。自分は目黒さんの、こんなにファンだったのかと思い知りました。
自分も本が読みたくて仕事を休んだこともありました。だけどどこか借り物感があった。俺なんて目黒さんの真似をしてるだけのニセモノにすぎないと。
本当に己は本が好きなのか? 仕事が、現実が嫌いで、全てから目を背ける理由づけとして「本を読みたい」と言い訳してるだけではないかと。真似してるだけではないかと。
時間は有限なのだ。本を読むだけの行為に人生をかけられるのか。それで生きていけるのか。
何度もここままじゃいけないと思って本から距離を置いたり、手放したり。そしてまた本を買い直したり。
今でも自分はどうしたらいいのだろうかと、ずっと迷いの中にいる。
かつては目黒考二さんのようになりたいと思ってました。だけどそれがなぜなのか、未だ答えが出ていません。
銃とチョコレート 乙一
児童向け名探偵小説を装いながら始まり、徐々にダークな要素が盛り込まれていく。
いやあ楽しいね。どこに転がるのかわからない展開は、素直にオレこういうのが読みたかったんだ! と思えた。
文章はミョーに読みにくい。なんでだろう。
最後まで「乙一 代名詞的」展開である「交通事故」が出ないかと思いきや、終盤でやっぱり普通に出ました。この作家は交通事故好きだからね、仕方ないね。
ま、面白かったです!
読むのが怖い!2000年代のエンタメ本200冊徹底ガイド
北上次郎のちょっとしたファン(?)としてはとっくに読んでおくべき本だったのですが、先に大森さんと豊崎さんの共著「文学賞メッタ斬り」(だっけ?) …とかいう本を読んだら読書意欲が減衰してしまいまして、以降は豊○さんの文章には近寄らないように気をつけてます。
だって本を読みたくなくなるような本は困るんですよ。
そのついでで「この本もどーせ俺にはダメだろう」なんて思っちゃった。
でも宿題を残した気分のままでいるのは良くない。この本の存在はアタマの片隅にずっとあったのである。
そんな気分のまま、ブックオフでもこの本を見かけないまま15年が経ってしまった。ふと思い出してamazonを見たら、まだシリーズ全巻が売られていたのでここで思い切って購入。
意外。悪くなかったです。読書意欲も向上しましたよ。あ、今は本を読んでる時間がないので逆にメーワクなんですけどね!!
2015年1月でわたくしは読書人としては終わったのです。いろいろあったの。まあいいか。
あれ? それだと今の俺は豊崎さんの本を読むのがベストなのか。あの人の評論やベスト30とか見ても「読みたーい」ってならないんだよね。ありがたいじゃねえか!
ちなみに。200冊徹底ガイドというのは言い過ぎ感。テッテイされてるかな。されてないだろ。
この本で紹介されてて気になったのが
Amazonで買い直している本
去年8月に入院した際に、本を全て処分してしまった。落ち着いて来たので、どうしても未練がある本だけは買い直そうと思っている。
エンターテインメント作家ファイル108は2006年に買って、愛読していた。巻末の付録を見て本を探してまわっていたものだった。まだ本を知らない未知の世界を楽しんでいたころだった。
阿佐田哲也はこう読め!は知らない本だ。なにこれ。
読むのが怖い!は初めて読むので楽しみ。ブックオフで買えばいいやと思って10年探したけど見つからなかったので、いまさらになっちゃうけど初読みです。
それにしても、今は本を買っても読まなくなってしまった。昔の熱の名残りで本を手に取っているだけだ。
だが。熱が去って尚、核が残ったのだと思う。私は本が結局好きなのだ。それでいいのではないか、そう思うことにしている。
■
うーん、どう考えたらいいのか。
読み終えてさっぱりしないんですよね。キャラの動機が全て納得いかない。ロジックとして破綻こそしてないと思うんだけれど、全員が「そんな理由で動くかー?」と思える。探偵サイド3人がそれぞれ思惑と理由を持って動き、犯人もそれがあるのだけど、この4人に一つも説得力がなかった。
『最後の願い』 光原百合
この人の本を読むのは3冊目。一時期「このミステリーがすごい!」コンプを目指して頑張っていた時期がありまして、この本が10位以内に入っていたので当時は探していたんですね。
あれはいつだったか…。もしかして10年くらい前かな? やっぱり読書関連でもなんでも日記をつけていないと何もわからなくなってしまう。
ちなみにこの作家のこのミスベスト10入りは2作品だったと思います。2015以降のこのミスは追いかけてないのでわからないけど。
でも3冊読んでいるのはなぜかというと、一冊間違えて買ってそのまま読んだからですね。『遠い約束』だったと思います。あれはあれでいいセリフのある本でしたよ。今でも座右の銘にしてるくらいです。
で、この本は連作短編集でした。順番に読まないとだめですね。
画家の短編がすごく良かったです。
ロリコンは恥ずかしいことではなかった時代が…
今日もKindleを適当に漁っていたら、なかなか興味深い記述にぶち当たった。
「他にも、この十数年で人々の意識が大きく変化したため、解説がないと若い世代には理解できないであろうと思われるのは、ロリータ本がどうこうというくだりである。一九八〇年代の出版界では美少女ヌード写真集がブームだったのだ。もちろん当時は違法なんかじゃなく、ごく普通に一般書店で売られていた。僕も石川洋司の『妖精ソフィ』(毎日新聞社)や『まだ、少女』(辰巳出版)を見て、その美しさに心酔して以来、沢渡朔、ジャン・ルイ・ミシェル、ジャック・ブールブーロンなどの写真集を買いまくったもんである(清岡純子はあまり好きじゃなかった)。 また、八〇年代の SFやアニメのファンダム(ファン活動の世界)においては、カリスマである吾妻ひでおのマンガの影響などもあって、ロリコンであることが一種のステータスでさえあった。『超時空要塞マクロス』(八二年)には「ワレラ」「ロリー」「コンダ」という三人組のキャラクターが出てきたぐらいで、当時は「美少女が好きだ」とか「ロリコンだ」と公言することは、ちっとも恥ずかしいことではなかったのだ。 その状況ががらっと変わったのが、文中で「最近はアホな奴がいたおかげで」と書かれている、八九年に逮捕された連続幼女殺害犯・宮崎勤の事件である。彼がロリコンでアニメファンであったことが報じられると、ロリコンやアニメファンであること自体が危険で忌まわしいことであるかのような風潮が、あっという間に世間に広まってしまった。」
—『宇宙はくりまんじゅうで滅びるか?』山本 弘著
https://a.co/0VUIxJg
私、ちょうど宮崎の被害者と同い年くらいだったと思います。あれは子供の心にはとても衝撃的でして、夢にうなされたくらいでした。
私、人を裁く立場でもないですし、ロリコンの是非は置いておいて、当時の記録として読んでおきましょう。
90年代大ヒット漫画「スラムダンク」では、女子小中学生の写真を持っていた男に対して主人公桜木花道は「お前ロリコンだったのか…近寄るな」というセリフがあった記憶がありますが、宮崎事件がなかったらまた違った描写だったんでしょうかね。
男3人で同じ服を着てでかけたトリプルックの悪夢 其の③
前回までのあらすじ。
2001年6月某日。三浦は恥ずかしがり屋の松村さんと私と3人で同じ服を着てでかけようと提案。UNIQLOで茶色いポロシャツを買って松村家に突撃したのだった。
まさか松村さんにこんな簡単にシャツを渡せるとも思ってなかったし、いきなり着てくれるとあって、うまく行きすぎだろうと私と三浦は笑いを必死に堪えていた。
やがてドアが開いて、茶色服になった松村さんが出てきた。笑いを噛み殺して、近くの市営公園に移動し、おしゃべりをした。
三浦は当時、スーパーファミコンソフト「ドラッケン」にハマっていて、クリアに漕ぎ着けたばかりだった。私も三浦宅でエンディングを見せてもらった。
三浦は松村さんにドラッケンがいかにしょうもないゲームか力説し、「スタッフロールが3人だけでした」と言うとついに松村さんは笑いすぎてヨダレを垂らしてしまった。
なんとなく「セブンイレブンのチャーハンが美味しい、チャーハンおにぎりも美味しい」という話題になると、松村さんは「知ってる! チャーハンだけじゃ足りなそうな時はチャーハンにチャーハンおにぎりを混ぜて食うんだ」と、スプーンをかき回すアクションを見せた。
松村さんと小一時間ほど話して別れた。そして8月に3人でどこか出かけようぜという話題になった。ついにトリプルック計画始動である。
もちろん松村さんが茶色い服を今着ているのだから、我々も急いで同じ格好をすれば達成である。しかし松村さんの事だから、恥ずかしいじゃないか!と言って家に帰ってしまうだろう。
なるべく家から遠いところで、帰れない状況を作ってトリプルックになるのだ。そう三浦と計画を立てていた。
「松村さん、せっかくだから8月はその服を着て来てくださいよ」私が言った。
「わかったよ」と松村さん。
大丈夫だろうか。これで着るのを忘れられたら、私と三浦のペアルックになるだけなのだが。
Amazonで見つけたけど、これは明るすぎ。胸ポケットもない。
松村さんと別れたあとで三浦が、松村さんが見せたスプーンで混ぜるアクションを真似ながらボソリと言った。「混ぜなくてもいいじゃんね…」
確かに、チャーハンとチャーハンおにぎりを別に食べたほうが効率が良さげである。
さて、8月にどこに行こうか。三浦と原付で再び書楽に戻った。観光地図を見て出かける先を決めるのだ。
三浦は言った。「3人で街なかで同じ服を着てると、人が多くて恥ずかしいから、山に行こうよ」
おまえなぁあ! おまえがやろうって言い出したんだぞ!
だけど否定要素もないので、私たちは埼玉の山の本を手に取った。
三浦が「いいのあった!」と言った。標高30m「ポンポン山」だそうだ。なにこれ。山なの?