タゴサクぐずぐず読書

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目黒考二さん死去を知って衝撃を受けております

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別名 北上次郎の方が有名でしょう。椎名誠本の雑誌を作った人であり、書評を身近なものに押し上げた人である。

本の雑誌連載の「笹塚日記」が好きで、真似をしようと試みて人生をだめにしたこともありました。笹塚を歩いたこともありました。若かったなあ。

「この人に読んでもらうために作家になるべきではないか」とさえ思ったこともありました。まあ何も書いてないんですけどね。でもその機会も永遠に失われてしまった。

もっと生きてもっとたくさんの本を読んでくれると思ってました。

予想以上に衝撃を受けております。自分は目黒さんの、こんなにファンだったのかと思い知りました。

自分も本が読みたくて仕事を休んだこともありました。だけどどこか借り物感があった。俺なんて目黒さんの真似をしてるだけのニセモノにすぎないと。

本当に己は本が好きなのか? 仕事が、現実が嫌いで、全てから目を背ける理由づけとして「本を読みたい」と言い訳してるだけではないかと。真似してるだけではないかと。

時間は有限なのだ。本を読むだけの行為に人生をかけられるのか。それで生きていけるのか。

何度もここままじゃいけないと思って本から距離を置いたり、手放したり。そしてまた本を買い直したり。

今でも自分はどうしたらいいのだろうかと、ずっと迷いの中にいる。

かつては目黒考二さんのようになりたいと思ってました。だけどそれがなぜなのか、未だ答えが出ていません。